多くの女性が悩む、デリケートゾーンの黒ずみ。
- 「昔はピンク色だったはずなのに…」
- 「明るい場所で彼氏に見られたくない…」
そんなふうにコンプレックスに感じて、ゴシゴシと洗ってしまっていませんか?デリケートゾーン(VIO)のケアは、体の他の部位とは少し違う配慮が必要です。場合によっては、間違ったケアで症状を悪化させている可能性も。
この記事では、黒ずみで自信が持てない女性のためのデリケートゾーンの洗い方や、色素沈着のケア方法についてご紹介します。
1、デリケートゾーンの黒ずみの原因は、洗いすぎ!?
色素沈着による黒ずみは、洗いすぎが原因というケースがあります。
デリケートゾーンに限らず、脇、ひざ、乳首などの黒ずみは、肌への刺激によって起こります。肌に刺激が加わることで、肌は自分自身を守ろうとしてメラニン色素を生成します。これが黒ずみの原因です。
ゴシゴシ洗いを繰り返していると、摩擦による刺激でかえってメラニン色素ができやすくなってしまいます。
さらに通常のボディソープを使っている場合、洗浄成分が強すぎて皮膚に必要な常在菌まで落としてしまい、かえってデリケートゾーンの肌環境を乱している可能性もあるのです。
メラニンが発生するのは、皮膚への刺激やホルモンバランスの乱れなどによる「防衛反応」の一つ。皮膚を守ろうとして、色素沈着を起こすのです。
デリケートゾーンはもともとメラニンが活発な場所。さらに下着などでこすれることも多く、刺激の多い部位です。色素沈着しやすく、さらに日本人は欧米人と比較して色素沈着しやすい体質の人が多いため、ほとんどの成人女性がデリケートゾーンに黒ずみを持っています。
2、デリケートゾーンを優しく洗うには、専用ソープがおすすめ
デリケートゾーンの汚れは、ほかの部位とは少し事情が異なります。
通常の皮膚の汚れに加えて、膣から分泌されるおりものや皮脂汚れの成分が加わっています。
おりものや皮脂には脂質やタンパク質が含まれ、粘り気もあり、皮膚にとどまりやすいです。薄い皮膚が折りたたまれた形状である点も悪条件のひとつとなり、デリケートゾーンは汚れがたまりやすい部位と言えます。
かといって、ゴシゴシ洗いや強い洗浄成分の石鹸は使用できない…。そんな時おすすめなのが、デリケートゾーン専用ソープです。
デリケートゾーン専用ソープは、敏感な部位にも安心して使える低刺激のものが多く、デリケートゾーン特有のタンパク汚れをしっかりと落としてくれます。
有名なのが、ジャムウ。
ジャムウとは、インドネシア語で「植物などから作られた薬」を意味します。天然原料を用いた、インドネシアの民間療法に使用される薬です。
副作用のリスクが低く自然な効果が期待でき、固形石鹸ならではの弾力ある泡立ちも魅力の一つです。
専用の石鹸で洗うことで、肌環境を乱さずに汚れを落とすことができます。
3、でも実は…デリケートゾーンの黒ずみはソープでは落ちない!?
デリケートゾーン専用のせっけんには、「黒ずみをケア」を謳うものも多いです。「黒ずみを洗って落とす」というのは、イメージがしやすいですよね。
しかし、ソープによって落ちるのは、通常の「汚れ」だけです。
多くの女性が悩んでいる「黒ずみ」とは、色素沈着のことを指します。
デリケートゾーン専用ソープであっても、色素沈着による黒ずみを直接落とす効果は残念ながらありません。
4、デリケートゾーンの黒ずみをケアするなら、専用ソープ&ジェルのダブルケアで勝負!
そこでおすすめしたいのが、「洗う時は専用ソープ、黒ずみのケア本体には専用ジェル」というダブルケアです。
■油分が少なく肌にしっかりと定着するジェル
デリケートゾーン専用ソープにも美白成分の含まれるものもありますが、洗い流されてしまうために効果が薄く、長続きしないというデメリットがあります。
そこで効果的なのが、ジェルタイプの黒ずみケア美容液。
有効成分を直接塗布でき、長時間肌にとどまってくれるために効果が期待できます。
デリケートゾーンの美白美容液にはクリームタイプもありますが、皮脂の多いデリケートゾーンにはクリームだと油分が多く、べたつく可能性があります。
肌なじみが良く、さらりとしたテクスチャであるジェルが、デリケートゾーンの黒ずみケアには最適と言えます。
デリケートゾーンの黒ずみのお悩みには、専用ソープでしっかりと汚れを落としてから、専用ジェルで仕上げる…というダブルケアが効果的です。
5、黒ずみ対策専用ジェルの選び方
黒ずみ対策用ジェルを選ぶときにまず大事なのが、何と言っても成分です。
- メラニン色素の発生を抑える成分
- 炎症を起こした肌を沈静する成分
- 肌に潤いを与える成分
がしっかりと含まれているかがポイントです。
■価格帯は4000円~8000円が安心!
色素沈着した肌が新陳代謝によって生まれ変わるには、3カ月ほどかかります。
長期的にコスメを使用することになるのでコスパが気になるところですが、
- 容量が大きいか
- 国産かどうか
- トラブル時の問い合わせがスムーズか
- 初回のみ安いキャンペーンかどうか
などを考えた場合、4000円~8000円の商品が、コスパと品質のバランスが最も取れている商品と言えます。
6、黒ずみを防ぐ!デリケートゾーンの洗い方
黒ずみを防ぐには、デリケートゾーンの洗い方も重要です。
デリケートゾーンを洗う時のポイントは、4つです。
1、手前から後ろの順に洗う
衛生面を考えて、手前から後ろの順に洗いましょう。
2、タオルやスポンジで表面だけ洗わず、指を使ってひだまで洗う
タオルやスポンジでは、複雑な構造をしているデリケートゾーンを十分に洗うことができません。
また、ゴシゴシ洗いによる摩擦も起こりやすいです。
3、爪を立てない
デリケートゾーンの肌は柔らかく、傷つきやすいです。小さな傷からバイ菌が入ることもあるので、指の腹を使って優しく洗いましょう。
4、ぬるま湯で洗い流す
熱いお湯はデリケートゾーンには刺激が強すぎますし、皮脂を洗い流しすぎてしまう可能性もあります。
適度な量の皮脂は、皮膚のバリアのために必要です。ぬるま湯を使って優しく洗い流すようにしましょう。
7、デリケートゾーンの黒ずみの原因になる生活習慣
デリケートゾーンの黒ずみは短期間で現れるのではなく、毎日のちょっとしたことの積み重ねによるものです。
次は、デリケートゾーンが黒ずむ原因になる生活習慣について見ていきましょう。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣①カミソリによる脱毛
VIOの脱毛を、カミソリで行っていませんか?カミソリは手軽ですが、カミソリによる摩擦などの刺激は肌ダメージが強いです。
特にVラインはカミソリ処理をする人が多く、Vラインの黒ずみに悩む人はムダ毛のカミソリ処理によるものの可能性があります。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣②きつい下着
サイズの合わない下着やきつい下着を付けていませんか?下着の摩擦は、デリケートゾーンに刺激を与え続けることになります。
摩擦の刺激は、メラニン色素が発生し色素沈着をする大きな原因に。
体に合った柔らかい下着を付けることが、黒ずみケアに繋がります。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣③質の悪いナプキンやトイレットペーパーの使用
「安いから」という理由で、質の悪いナプキンやトイレットペーパーを使っていませんか。
ガサガサとした洗い肌触りのナプキンやトイレットペーパーを日常的に使うことで強い摩擦が起こり、黒ずみにつながってしまいます。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣④肌の乾燥
乾燥は、肌にとって大きな刺激。皮膚の潤いがキープされていないことによって痒みが起こり、無意識のうちに掻いてしまったり、さらには掻き壊してしまったりするのも、メラニンの発生を促して黒ずみにつながります。
乾燥肌はもちろん、アトピーや敏感肌といった炎症は放置せず、保湿ケアをしたり、慢性的な皮膚疾患がある場合は医療機関で薬をもらうことも大事です。
また、ムダ毛処理をした後は特に肌が乾燥しますので、念入りな保湿ケアをしましょう。
デリケートゾーンには、油分の多い硬いクリームよりも、水分を多く含むジェルやローションタイプをじっくりと染み込ませるように塗るのが効果的です。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣⑤女性ホルモンの乱れ
睡眠や栄養の不足、ストレスなどによってホルモンバランスが乱れると、色素沈着を起こしやすくなります。
また、加齢によって色素沈着しやすくなることもあります。
デリケートゾーンの黒ずみを生む習慣⑥エアロバイクやサイクリング
ダイエットなど体づくりの目的で、エアロバイクやサイクリングを行っている方もいると思います。しかし、サドルへの過度な摩擦は黒ずみを生む原因に。
スポーツ用のウエアやボクサータイプの下着にするなどして、デリケートゾーンへの摩擦を減らす工夫をしましょう。
デリケートゾーンは複雑なひだを持つ構造のため、汚れがたまりやすい部位です。
汗や生理中の経血、誤った洗い方などによって、ニオイが発生することも少なくありません。
■ムレ
生理中でナプキンを使用している時や夏など、ムレが気になることも多いです。
パンツスタイルやストッキングを履く際は、できるだけ通気性の良い下着を心掛けるのも大事です。
■かゆみ
デリケートゾーンの皮膚はまぶたよりも薄い角層しか持っていないと言われています。そのため、トラブルが起こりやすい部位です。
ムレによる痒みもその一つ。一度かゆみが発生すると、肌が刺激に対して敏感になってしまい、日常生活に支障があるレベルになってしまうことも。
■カンジダや膣炎
ただのかゆみかと思っていたらカンジダや膣炎だった、ということも少なくありません。デリケートゾーンのニオイやかゆみが常に気になるレベルであれば、婦人科を受診しましょう。
カンジダも膣炎も、疲れが溜まっていたりして免疫力が落ちると誰でもなります。「性病」というイメージから受診をためらう女性も多いですが、カンジダや膣炎は処女でもなります。
勇気を出して受診するのが大事です。
9、まとめ
デリケートゾーンの黒ずみをケアするなら、
- 正しく洗うこと
- ジェル美容液を使って肌ケアをすること
のダブルケアが効果的。
正しいケアは、デリケートゾーンに関わる他のコンプレックスの改善にもつながります。
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