- 2019-3-26
- 美容系コラム
「おりもの」と言うと、デリケートゾーンのニオイの原因にもなる厄介者で、「できるだけ分泌しないでほしい!」「キレイさっぱり洗い流してしまいたい!」と思うかもしれません。
しかし、一定量のおりものは健康の証。
さらに、健康なおりものは腟を守る天然の殺菌ジェルにもなってくれているのです。
膣の中にいる「善玉菌」こそが…「乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)」
お腹の調子を整える「乳酸菌」に代表されるように、人の粘膜には常にその環境を整えるための「常在菌」が存在しています。
この常在菌がいることで、別の悪い菌を排し、体の器官が正常に機能するのを助けているのです。
膣の中にも「常在菌」がいます。それが「乳酸桿菌(にゅうさんかんきん)」という乳酸菌の一種です。
おりものは「乳酸桿菌」が外敵の菌から膣を守った証
膣はいろいろな雑菌が紛れ込みやすい部位です。外部から侵入する菌を殺菌するため、膣内はpH値3.5~4.2と、皮膚よりも強い酸性状態に維持されています。
この酸性状態を保っている菌こそが「乳酸桿菌」なのです。
おりものは、どことなく酸っぱいにおいがするのではないでしょうか。
それは、この「乳酸桿菌」が乳酸を生成して外部から侵入した菌を殺菌したり、雑菌の繁殖を防いだりしているからです。
おりものは、そんな乳酸桿菌が悪い菌と戦った証。
軽く酸っぱいにおいがする一定量のおりものは、自浄作用が働いているという健康の証であり、おりものは女性の体を守る天然の殺菌ジェルと言えます。
【乳酸桿菌の減少】膣の洗いすぎに要注意!
おりものが気になるからと言って、洗浄力の強いボディソープでデリケートゾーンを洗ったり、膣内洗浄をひんぱんに行ったりしていませんか。
膣の洗いすぎは、かえってニオイをはじめとするトラブルの原因になります。
膣内の善玉菌である「乳酸桿菌」のバランスが崩れ、自浄作用が弱まり、外部から侵入する雑菌に弱くなってしまいます。
デリケートゾーンは、外陰部を優しく洗う程度でOKです。
【黒ずみ】デリケートゾーンの効果的な洗い方&色素沈着ケア方法
【乳酸桿菌の減少】年齢とともに膣も老化する!?
年齢とともに「乳酸桿菌」は減少し、おりものの量も減ってきます。
それによって自浄作用が落ち、外部から侵入する菌に弱くなり、カンジダ等といった膣炎を発症する可能性も増えてきます。
膣内の炎症というとセックスなど性的な接触だけが原因と思われがちですが、性的接触がなくても免疫力の低下で発症する場合もあります。
膣の老化の原因は、女性ホルモン(エストロゲン)の低下です。一般的に20~30代で最も量が多くなり、40代頃から次第に減少。そして、閉経後には一気にその量が減ると言われています。
膣のアンチエイジング!「乳酸桿菌」を専用ジェルで活性化!
ANGELICAの「オールインワンジェル」は、膣内の善玉菌である乳酸桿菌とそれを活性化させる成分が配合された新しいデリケートゾーン専用ジェル。
「乳酸桿菌」はおりものの正常な分泌を維持するのに重要な常在菌ですが、毎日の洗浄や加齢によってそのバランスが崩れてしまうことがあります。
このANGELICAの「オールインワンジェル」を毎日のボディケアにプラスするだけで、デリケートゾーンの常在菌のバランスを保つことができます。
さらに消臭・美白・抑毛・保湿作用が認められた成分もプラスされ、デリケートゾーンに関する全てのコンプレックスをこれ一本でケアしてくれる画期的なコスメです。
ジェルタイプなので、毛穴に詰まったりベタついたりする心配もなく、長く肌に留まって効果を発揮してくれます。
おりものが増えるのはどの時期?
おりものは、女性ホルモン・生理の周期によって増減する傾向があります。
「排卵期」に最もおりものが増える傾向があります。
おりものの量や質はエストロゲンの分泌量にほぼ比例しており、粘度や色も変化します。
多くの女性は、生理が終わって2~3日はおりものがほとんど出ません。
そこから少しずつ量が増えていき、「排卵期」には透明なゼリー状で粘度の高いおりものが分泌されます。「排卵期」は受精のチャンスですので、精子をしっかりとキャッチするためにも量や粘度が増します。
そこからおりもの量は減り、「ニュートラル期」には黄白色のおりものに変化します。色があるので、下着につくのが気になる時期です。
「PMS期」には再び量が増えて、においがやや強くなります。
おりものの周期を知ることで、「そろそろ生理かな」「排卵日が近いのかも」などと知る目安にもなります。
中には注意が必要なおりものも!
膣にとって必要なおりものですが、中には注意が必要なものもあります。
- イヤな強いにおいがする
- 泡状のものが混ざっている
- 黄緑や茶褐色などの色が付いている
- 豆腐カス状のものが多く出る
- 外陰部にかゆみがある
- 腰痛・腹痛・発熱を併発している
などです。
よくあるのは、生理前の抵抗力が落ちた時や抗生物質を服用した後など、免疫力が一次次的に低下し、カンジダ菌や大腸菌が繁殖している場合です。
また、性感染症によっておりものが増えることもあります。
特に性感染症はそのままにしておくと、腹膜炎や不妊の原因になるなどのトラブルを引き起こすことも。「おかしいな」と思ったら早めに受診することが大事です。
適切なケアが膣のアンチエイジングにつながります
「乳酸桿菌」はこれからの女性のアンチエイジングにとって欠かせないキーワードになります。
適切なケアで、膣内環境を整えることが大切です!
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